蒟蒻とは
独特な匂いがする、
なかなか味が染みこまない、
あくぬきの下処理に手間がかかる、
いつもの和食メニューで同じ使い方になりがち、
もしかして、そういう固定概念があるかもしれません。
それらを吹き飛ばす勢いで、
皆さまに
ちょっとした簡単な下処理からの、
味付けのコツで
何倍も魅力的に美味しくなる蒟蒻の食べ方、
また、
今までと違った新しい食べ方で楽しんでいただけるレシピ、を目指し試作を繰り返しました。
中でも
ヘルシー志向の女性や、ダイエット中の方、にはぴったりですので、より興味を持っていただきたい、
また、海外に向けて、受け入れられるようなアプローチをしたい、
という企業様のご意向を汲んで、
お力になれます様に、
わたし自身も何度もこれらのキーワードや背景、目的意識を元にました。
次回、パリでの展示会に、日本で唯一の蒟蒻メーカー様としてご出展されるとの事、
日本代表として、たくさんのご苦労があると思いますが、日本の伝統食こんにゃくを伝えて下さるアイエーフーズ様に、期待と感心の気持ちが止みません!
応援しています!
〜撮影後の試食タイム〜
実際に食べてご感想やご意見をいただける、貴重なお時間です。
例えば、
こんにゃくをジューシーなお肉の様に一工夫して焼いたサティ、
かなり挑戦的なメニュー、美味しい!と話題でした。
ありがとうございました!☺︎
***
スタイリングやライティングについてのポイント、
主役となるの蒟蒻
白、グレーを基調としたモノトーンな食材でありながら、
半透明で光を吸収する素材です。
暖色系のスタイリングでは、写り込みにより、色温度が高くなってしまう為
寒色系のスタイリングがメインとなっています。
ブルー系の器は、減退色といわれますが、
かえって、それが蒟蒻という独特な存在感を際立たせていると思います。
白い器でもアイボリーではなくグレー系をチョイス。
天板の木材の色も、
生成りではなく、主役がキリッと締まるように、ダーク系で。
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余談ですが、写真を撮り始めたころ、
その頃は意識していなかったのですが、
ライティングなどはもちろんせず、
自然の中で、綺麗だと思うままに駆けずり回って写真を撮っていました。
それは、太陽と雲の位置、湿度によっても変わる
光が作り出す色と、空気感
追いかけているものは、それでした。
同じ被写体でも、この時間帯の、この天気でなければ!
そういった具合に、
被写体とそれが持つ色そのものを見るのではなく、
太陽と雲の位置、湿度によっても変わる
光が作り出す色と、空気感
を見て被写体を選択していました。
***
レシピを作る際の食材選びから、
主役を際立たせるスタイリング、
撮影時のライティング、
全てのプロセスを通して、
光が作り出す色と、質感、空気感をイメージする
という見方で
最終的な写真の仕上がりをイメージしています。
より魅力的な料理写真を作りたい!
その理由は、目にも身体にも優しく、美しく健康的な料理が大好きなので、
沢山の皆様に料理を作って楽しんでいただく為です。
一つ一つの仕事から、
必ず皆さまに何か食の楽しさを感じていただけるような結果を生み出すこと
その為に努力を惜しまず
歩んで行きたいです!