日本伝統食「こんにゃく」 スーパーフード「Konjac」

 


こんにちは。

フードコーディネーター、写真家の高梨亜里です。







みなさんが普段食べている

「蒟蒻 こんにゃく」にも


製法や用途に合わせて

こんなにも沢山の種類がある事、ご存知でしょうか?





麺線撮影/スレートプレートで

(半透明な光を透過した蒟蒻、存在感を映し出す

盛り付けから撮影まで、とても繊細な撮影でした。

まるでこんにゃくで絵を描く感覚?!)

 

 

 

まず、

蒟蒻製品のバリエーションの多さに驚きました!

 

蒟蒻メーカーさんは、

蒟蒻の名産地として有名な、

群馬県のアイエー・フーズ』様

 

レシピ開発、スタイリング、カメラ撮影

料理撮影のトータルコーディネートを担当させていただきました。

 

日本の伝統食材である

「蒟蒻    こんにゃく」

 

美肌効果、デトックス効果があり

日本のスーパーフードと言われています。

ヘルシーフードとして、海外でも今大変注目されています。

 

 

ご縁は、なんと今年2月に東京ビッグサイトにて開催された

「ナチュラルフード新レシピ発掘オーディション」

 

 


来年度2019も開催決定

 

 

 

スイーツ部門にファイナルステージ出場、蒟蒻のスイーツをご披露され、

大健闘されていたアイエーフーズ様、

 

 

 

 

私も微力ながら、惣菜部門のファイナルステージ出場させていただき、

そのステージでの出会いという

ご縁に恵まれ、

お仕事をご一緒させていただく機会に恵まれました。

オーディション当時のレポートはコチラ→

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

お仕事をさせていただく中での

蒟蒻についてのお伺いするお話は、

どれも驚きと発見ばかりで、大変興味深く、

 

例えば、蒟蒻こんにゃくは96〜97パーセントが水、

独特な食感に食べ応えがあり満足感を得られるが、カロリーは殆どない上に、

食物繊維が豊富で、腸の砂下ろし、と言われるくらいお通じに良い、デトックス作用があり、

美肌効果も期待できるそうです。

蒟蒻に含まれるグルコマンナンという成分が血糖値上昇抑制作用があるそうです。

 

 

また、常温で長期保存可能な、保存食でもあります。

 

一番驚いた事は、

蒟蒻芋が、何故こんなにも沢山の水を抱えることが出来るのか?!

それは様々な研究者において、

現在も研究途中であり、まだはっきりと

解明されていないとの事。

 

 

 そんな、「蒟蒻  こんにゃく」

 

たくさん触れて、食べて、調理して行く中で、、

 

何て不思議な食材

 そして、蒟蒻て、なんて綺麗!

 

そんな風に思いながら…

蒟蒻という食材に、向き合わせていただき、とても貴重な機会でした。

 

 



サラダ蒟蒻/塩レモンでマリネしてサラダのトッピングに

 

 

蒟蒻は農産物、

「ナチュラル でボタニカルな」

クライアント様の目指すイメージ

キーワードから繋がる素材やカラーリング選び、

撮影時のライティング、構成と、フル稼働で!クライアント様とスタッフと共にイメージを作りをして参りました。

 

 
 
☝︎やわらか蒟蒻パウダー/蒟蒻をご自分で手作りできます!
※蒟蒻粉は、こんにゃく芋をスライス、乾燥させて粉砕した、非加熱、芋そのままのもの。

実は、
蒟蒻芋さんとも、
初対面。

 
蒟蒻芋が出荷できるまでに、
秋に収穫した芋を、冬場貯蔵して、春にまた植え、それを繰り返し、手間暇かけて大事に、少しずつ大きく育てて
3年かかること。

も伺いました。

そんな
貴重な蒟蒻芋さんも、
お手配くださり、
スタイリング、撮影させていただきました。
 
蒟蒻パウダーは、新商品で海外に向けてプロモーション予定の商品とのことです。

 
蒟蒻ゼリーやところてんなど、蒟蒻スイーツも豊富なナインナップです。
 
 


蒟蒻とは

 

独特な匂いがする、
なかなか味が染みこまない、
あくぬきの下処理に手間がかかる、
いつもの和食メニューで同じ使い方になりがち、
 
もしかして、そういう固定概念があるかもしれません。
 
それらを吹き飛ばす勢いで、
 
皆さまに
ちょっとした簡単な下処理からの、
味付けのコツで
何倍も魅力的に美味しくなる蒟蒻の食べ方、
また、
今までと違った新しい食べ方で楽しんでいただけるレシピ、を目指し試作を繰り返しました。
 
中でも
ヘルシー志向の女性や、ダイエット中の方、にはぴったりですので、より興味を持っていただきたい、
また、海外に向けて、受け入れられるようなアプローチをしたい、
 
という企業様のご意向を汲んで、
お力になれます様に、
 
わたし自身も何度もこれらのキーワードや背景、目的意識を元にました。

 

 

次回、パリでの展示会に、日本で唯一の蒟蒻メーカー様としてご出展されるとの事、

日本代表として、たくさんのご苦労があると思いますが、日本の伝統食こんにゃくを伝えて下さるアイエーフーズ様に、期待と感心の気持ちが止みません!

応援しています!

 

 



〜撮影後の試食タイム〜
実際に食べてご感想やご意見をいただける、貴重なお時間です。
例えば、
こんにゃくをジューシーなお肉の様に一工夫して焼いたサティ、
かなり挑戦的なメニュー、美味しい!と話題でした。

ありがとうございました!☺︎


***


スタイリングやライティングについてのポイント、

主役となるの蒟蒻

白、グレーを基調としたモノトーンな食材でありながら、

半透明で光を吸収する素材です。

暖色系のスタイリングでは、写り込みにより、色温度が高くなってしまう為

寒色系のスタイリングがメインとなっています。

ブルー系の器は、減退色といわれますが、

かえって、それが蒟蒻という独特な存在感を際立たせていると思います。

白い器でもアイボリーではなくグレー系をチョイス。

天板の木材の色も、

生成りではなく、主役がキリッと締まるように、ダーク系で。


***


余談ですが、写真を撮り始めたころ、

その頃は意識していなかったのですが、

ライティングなどはもちろんせず、

自然の中で、綺麗だと思うままに駆けずり回って写真を撮っていました。


それは、太陽と雲の位置、湿度によっても変わる

光が作り出す色と、空気感

追いかけているものは、それでした。


同じ被写体でも、この時間帯の、この天気でなければ!

そういった具合に、

被写体とそれが持つ色そのものを見るのではなく、

太陽と雲の位置、湿度によっても変わる

光が作り出す色と、空気感

を見て被写体を選択していました。

 

***


レシピを作る際の食材選びから、

主役を際立たせるスタイリング、

撮影時のライティング、

全てのプロセスを通して、

光が作り出す色と、質感、空気感をイメージする

という見方で

最終的な写真の仕上がりをイメージしています。


より魅力的な料理写真を作りたい!


その理由は、目にも身体にも優しく、美しく健康的な料理が大好きなので、

沢山の皆様に料理を作って楽しんでいただく為です。


一つ一つの仕事から、

必ず皆さまに何か食の楽しさを感じていただけるような結果を生み出すこと


その為に努力を惜しまず

歩んで行きたいです!




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