フードコーディネート歴20年、20年味噌に出会い、思ったこと

 こんにちは。フードコーディネーター、フード写真家の高梨亜里です。


自分は、食を通してたくさんの人とコミュニケーションを取り、自分の能力を活かして

感動してもらい、社会の中で貢献していくこと

私にとって、それがフードコーディネートという仕事であり、

それをずっと20年続けてきました。



そんなことを振り返っていたタイミングで、

目の前に、20年味噌が届きました!

20年前に仕込み、長い間発酵させ熟成してきたお味噌です。


なんというリンク!さっそく味わってみました。

感触がふわっとやわらかくて、今までの味噌の質感と全然違い、軽やかで、

食べたとき味わいは、しっかりと深い旨みが感じられ、とても感動しましたが、

おどろいたのは食べた後の、余韻の長さ

ずっと香りがつづく、おいしい記憶がつづく感覚です。




私が料理を作り始めたきっかけは、22歳の時、ある日突然片耳が聞こえなくなったことで、

自分に今ある五感を、研ぎ澄ませて意識したときに、

視覚、触覚、嗅覚、味覚、片方の聴覚、それら全ての感覚を活かすことができるのが料理を作ること

と閃いたことです。

食べることは生きること、身体の中から元気になり、五感を使って幸せを生み出し、感じてもらうことができます。

そのような病気の経験があり、食を伝えるとき、みなさんにいつも健康を大切にしてほしいという願いがあります。





それから料理を学び、フードコーディネートの仕事を始めて数年が経ち、

子供を出産し、田舎暮らしも経験しました。


2回目の出産では、自分は世間一般では推奨されていない出産方法を選択したのですが、

1人目を帝王切開、2人目を自然分娩で産むというVBAC出産でした。

子宮破裂のリスクが高い為、一般的な医療機関ではほとんど受け入れられなかったのですが、

応援し、アドバイスをくれる先生方を見つけ、自分らしくいることを貫くことで、

必ず力を貸してくれる人がいるということを知りました。

妊娠期間の10ヶ月の間に、’そんなことは普通しません’という世間一般の考え、

という逆境の中で、もがき葛藤しながら、

信じてくれた家族と、力を貸して導いてくれる人たちを信じ、

より自然体で、安全な出産ができるように、毎日健康に生きる為に行動し続けました。





そしてあらゆる事が上手く噛み合い、無事に自然分娩で出産が叶ったとき、

自分は不思議なほど自我から解放されて、

わたし自身も、わたしが子どもを産むことも、

地球の中の、自然の営みの一つであると実感しました。



人生の中で、もっとも、

自然と波動が一致する生き方を大切にしたいと思うきっかけとなりました。




子供との田舎暮らしの経験では、

自然豊かな環境で豊かな大地と景色に囲まれ、旬の食材で地産地消の生活、

そこで出会った友人たちから、

ナチュラルで本質的な食材を大切にするライフスタイルを教えてもらいました。

都会育ちの自分の料理へ向かう姿勢が、180度変わる経験でした。





私はフード写真家でもあるのですが、

写真や絵を描くことの方が実は料理より経歴が長く、





絵を描き始めたのは幼少時代からで、暇があれば夢中になって描いていました。

写真を撮り始めたのは高校時代から、大学は美術大学に進学、学生時代のほとんどは、

ものづくりに夢中になっていました。


そういった経験の中で、思春期には

生きることの意味、消えゆく時間の儚さを、自問自答し続ける葛藤の日々があり、

それが写真を撮ることで満たされた感覚でした。

自分の人生で、写真を撮ることは、なくてはならない存在となりました。





当時、それと同時に学生時代はダンスをやっていたのですが、

ダンスが本当に大好きで、音と一つになる感覚は今を生きていると感じられ、

全てを忘れて無になり幸せを感じられました。

そして大学の部活動では一緒に踊る仲間にたくさん出会うことができました。

いつだって、まるでダンスのように、最高の今をライブ感を持って生きていたい

その思いを、時間を止めて封じ込める手段が写真なのです。






取り止めもなく、長くなりましたが、


季節の中で、旬の食材を味わうことは、最高の今を生きることでもあります。

自然から大きなエネルギーを受け取り、栄養価も優れていて、

自然との調和を感じられ、食べることで心も身体も健康に繋がります。




私たちの体には約200種類、約60兆個の細胞があり、

毎日その1%の細胞が生まれ変わっています。

それが毎日、意識しなくても自動的に行われているのですから、

生きていること自体が、奇跡そのものですよね!




それに、食べるを意識して一歩踏み出してみたら、

’わたしを思いのままに変えていく’ことだってできます。


旬の食材を料理して、わたしをアップデートするようなレシピを

お届けしたい!


わたしにとって、旬の料理をレシピとして伝えることと

最高の今を写真で記録することは、とても一致しています。




だから

料理が最高に鮮やかな瞬間を、写真に撮りお伝えしたい!


「わたしをアップデートする旬レシピ」と

「一瞬で心をつかみ、ずっと幸せがつづく、鮮やかなフードフォト」で


みなさんにギフトをお届けしていきたいと思っています。






自分の好きを叶えて、家族にも食べてもらい喜ばれて、健康になる

そんな循環が生まれたら何より嬉しいです。




最後までお読みいただきました、みなさまへ


心から感謝


ありがとうございます!







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