自分の世界観を磨く フードコーディネート撮影実習

 こんにちは。フードコーディネーター、フード写真家の高梨亜里です。


西東京調理師専門学校2年生のフード撮影・カメラの基礎の授業も

これまでの学びの集大成、陶芸撮影実習を行いました。




器のデザインを考えて、デザインシートを作成、

陶芸の授業で器を制作します。

テーマ食材を使って、メニューを考案、
器に合うスタイリングをコーディネートし、

調理制作とフードコーディネートを実践し、撮影実習に望みます。



こちらは昨年度の学生作品が掲載されたパンフレットです↑


わたしもこちらの学校でフードコーディネーター資格を取得しましたので、

陶芸撮影実習も経験しましたが、あの時にしかできない特別な経験となっており、

本当に面白い授業でした!



今年度の目当てとして

・料理写真についての理解を深める
・自分のカメラで、自分で盛り付けた料理をより魅力的に撮影
上記のフード撮影の知識や技術を学ぶことはもちろんですが、

みなさんが、それぞれの「料理を通して伝えたい事」があると思う、

料理を始めたきっかけや、なぜやっているのかということ

もし今はっきりわからなくても、 これから「伝えたい思い」や核となるものができていくかもしれませんが、

フードコーディネートの勉強は、

 それを料理を通して視覚で伝えるスキルを身につけるということです。


今年度は初回の授業でお話ししました。



生まれつき持っている資質、能力、感性、センス、才能

は決してお金では買えない、自分のプリミティブな所有物です。

食を通して「自分を表現する世界観」ですね^^




それを食の道を進む中で、できるだけ早い段階で自分自身が意識して

言語化したり、視覚化することができるスキルは、

これからの時代、自分を活かす機会が増えるスキルです。

同じ料理を作れる人はたくさんいるかもしれません。

自分だけの思いやプリミティブな資質を活かしてこそ、人にもっと感動を与えられるものを作れる人になるのではないはないでしょうか^^


私は思いのまま夢中に突き進んできましたが、それを言語化するのに20年かかってしまいました。
みんなはいますぐスタートしてほしい。



この個人撮影実習で、自分が表現したい世界観を、
「これを伝えたいと思っています」とラフ案に文章で書いたり、
口で言葉にしたり、

自分の料理の世界観を、フードコーディネートで視覚で表現することを、
学生さんたちが意識して実践してくれていることを感じました。

素晴らしい!!

本当に感動しました^^




これからの時代に食で表現したい人は、
自分のカメラで自分の作品を魅力的に撮れるスキルがあれば、
自分の思いが最速で伝えられる、ということになるので、
「カメラを使える料理人になろう」
を目指していきましょう。

自分の世界観を磨くフードコーディネートは
社会の中で、企業やお店の商品、メニュー、世界観を持ったブランドをよりお客様に伝える時
その様な場面でも同じように役立つことになるでしょう!



何かわからないことがあれば、いつでも頼ってくださいね。

食で表現するみなさんをいつでも応援しています!^^



今年度のパンフレット表紙です↑

住川啓子先生のめちゃくちゃ格好いいお料理とスタイリングを

撮影させていただきました^^

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